エンロンの破綻
この論文では、エンロンについての事件の経緯、粉飾手法や会計の問題点を考察するとともに、これら一連の企業不祥事を受けて成立した「企業改革法」等に触れ、最終的に日本の株式会社に与えた影響について検討する。
エンロンの破綻
1.破綻の始まり
電力、ガスなどエネルギー産業の自由化が行われるなかで急速に成長したエンロンの株価は、2000年8月には90ドルを超えた。
2001年10月16日に発表された第3四半期報告では赤字が発表された。それでもアナリストはこれをそれほど問題視しなかった。
2.米連邦破産法11条の申請
さらに2002年6月、AT&Tに次ぐ通信大手のワールドコムの粉飾決算が明らかになり、ワールドコムもまた7月21日に連邦破産法11条の適用を申請して倒産した。